セラピー健やか整体院の施術方針
私自身治療を通して教えられたことは、筋骨格系の痛みやしびれ症状の大半が心身 症であるということです。人はストレス状態になると、それに対する反応として個体 が再適応できずに心身症が発症してしまいます。その結果、筋骨格系では筋筋膜痛が 筋硬結や筋短縮、筋拘縮という形で引き起こされます。特に腰痛の80%は心理的問題 (怒り、悲しみ、不安などのストレス)や身体的問題(加齢や運動不足などによる腹筋 や背筋の衰え)によって起こるものです。医学的には「筋筋膜性疼痛症候群」や腰痛 では「筋膜性腰痛症」と呼ばれるものです。しかしここに焦点を当てて治療している 病院はほとんどないのが実情です。
真の痛みの原因は軟骨の損傷・磨耗や神経の圧迫により痛みが発生するという構造的 なことに求められるのではなく、これらの症状は生物・心理・社会的因子にその原因 が求められます。即ち身体的心理的な因子がストレスとなって交感神経の緊張をもた らします。そして筋肉の障害部位(筋拘縮の発生)が血流不全や酸欠となって代謝産物 が蓄積し、痛み物質が産出されて痛みが発生します。さらに筋肉が痛みの発生源とな ると、筋収縮や血管収縮が加わって痛みを強め、痛みの悪循環が形成されます。この 筋拘縮が続くことによってコリ(しこり)が残り、慢性化すると筋・筋膜痛症候群とな ります。
したがって当院ではこの筋筋膜痛の治療を主として手技(氣エネルギー療法をメイン) や器具(ごしんじょう棒、しんあつしん、オルゴンリング、HSTIなど)で行っていま す。手技療法では患者さんの症状に沿って筋肉の弛緩やコリの解消を関節の揺らしや 操体法、皮膚の伸長(整膚)、筋への持続的押圧、氣エネルギーの注入などにより行っ ております。また自宅などでも自己治療が出来るように姿勢の改善法や整形・運動・ リハビリなどに基づいたストレッチの仕方を専門的な立場で紹介アドバイスをしてお ります。私自身痛みや痺れを身をもって体験してきたため、患者さんの不調を我が身 の不調と思い、少しでも早く痛みを持つ人が快方に向かわれるように利他愛の心で誠 心誠意努力しておりますので、痛み・痺れなどで悩んでおられる方はどうぞあきらめ ずにご気軽にご来院ください。また難病や心理的心身の不調和などで悩んでおられる 方々も「気の療法やカウンセリング・感情開放テクニック及びスピリット(霊的)治 療」で行っていますのでご遠慮なくお申し出ください。
私は「幸せ感」とは「心身ともに健康で毎日の生活が明るく爽やかな気分」から生ず るものと確信し、痛みや心身の治療に専念しております。
(注)筋筋膜性疼痛症候群の診断基準(Simons,1990)について
・大基準 局所的な疼痛の訴え
筋筋膜の圧痛点から関連痛として予測しうる部位での疼痛あるいは違和感
触れやすい筋肉での索状硬結の蝕知
索状硬結に沿った一点での強烈な圧痛点(ジャンプサイン)の存在
測定可能な部位では、可動域のある程度の制限
・小基準 圧痛点の圧迫で臨床的疼痛の訴えや違和感が再現する
圧痛点付近で索状硬結に垂直に弾くような触診を加えたり、圧痛点に注射
針を刺すことで得られる局所的ひきつり反応筋肉を引き伸ばしたり(ストレッチ)、圧痛点への注射により疼痛が軽快す
る
診断には大基準5項目すべてと、少なくとも1つの小基準を満たすことが必用
(注)整形外科・ペインクリニックでの筋筋膜痛疼痛症候群の治療では私の知る限りで
は
石川県小松市の加茂整形外科医院・ペインクリニックがあります。
http://www.tvk.ne.jp/~junkamo
また東京都五反田のNTT東日本関東病院のペインクリニック科は草分けで有名です。
http://www.ntt-east.co.jp/kmc/
(注)心身症の定義:日本心身医学会(1991)によると、「心身症とは身体疾患の中
で、その発症や経過に心理社会的な因子が密接に関与し、器質的ないし機能的障害が
認められる病態をいう。ただし、神経症やうつ病など、他の精神障害に伴う身体症状
は除外する」と定義されている。「いわゆる心身症とその周辺疾患(日本心身医学会
教育研修委員会掲載)には様々な疾患がありますが、いくつか整形外科とその他領域で掲げてみます。
慢性関節リュウマチ、全身性筋痛症、筋硬結、腰痛症、背痛、多発関節痛、肩こり、
肩腕症候群、むちうち症、痛風、他の慢性疼痛性疾患
耳鳴、メニエール病、心因性難聴、アレルギー性鼻炎、頭痛、口内炎、顎関節症、三
叉神経痛、慢性蕁麻疹、アトピー性皮膚炎、円形脱毛症、多汗症、湿疹、皮膚掻痒
症、
尋常性白斑、夜尿症、過敏性膀胱(神経性頻尿)、前立腺症、心因性インポテンツ、不
妊症、原発性緑内障、視力低下、視野狭窄、飛蚊症、眼痛、本態性眼瞼痙攣、偏頭痛、
筋収縮性頭痛、痙性斜頚、書痙、自律神経失調症、めまい、冷え症、しびれ感、運動
麻痺、味覚脱失、震戦、チック、ジストニア、失神、痙攣、過食症、単純性肥満症、糖尿病、心因性多飲症、胃・十二指腸潰瘍、慢性胃炎、過敏性腸症候群、潰瘍性大腸炎、慢性肝炎、心因性嘔吐、本態性高血圧・低血圧、冠動脈疾患、一部不整脈、レイノール病、気管支喘息など
(注)痛み・しびれの定義:痛みやしびれは筋などの第一現場と脳の第二現場との情報のやりとりである。急性疼痛の場合は第一現場(筋)への介入で治ってしまうことが多いが、情報のやり取りが続いて慢性疼痛になると(6ヶ月)、脳などに情報の記憶(可塑的変化)が起こり、第一現場だけの介入ではおさまらなくなることもある。
第二現場(脳)への介入が必要になってくる。(東大医学部麻酔科花岡一雄教授、加茂整形外科加茂院長)
(注)認知行動療法:1960年代から認知行動療法が提唱されるようになった。本法は行動療法の学習的な働きかけを基本としながらも、教育や疼痛体験の軽減を目指
す心理手法(リラクセーション、注意の分散、自己主張など)も併用する、いわば折衷的な治療パッケージである。慢性疼痛は「過剰な医療依存」であり、軽症な例では
本人の「身体―痛みについての認知」の変容だけで十分である。プログラムにそって適切な運動負荷をこなしていくことにより、本人が想像した以上にさまざまな身体活動の可能性が理解され自己のボディイメージが改善される(痛みのケア 熊澤孝朗監修 照林社)。
